楚国则地大物博，奄有长江流域、淮水流域的一大片膏腴土地＝楚に至っては広大な領土と豊かな資源を有し、長江流域から淮水流域に至る広範な肥沃地帯をその版図に収めていた

皇天眷命，奄有四海，为天下君＝皇天眷命し、四海を奄有して、天下の君と為る（大いなる天は帝堯に目をかけて命を降したので、四方をことごとく所有して、天下の君となったのである）

太祖高皇帝奄有四海，太宗文皇帝再造寰区，然犹翼翼兢兢，无敢豫怠＝太祖高皇帝は四海を統べ、太宗文皇帝は天下を再建せり。然りながら尚、両帝は慎み深く身を律し、安閑と怠惰に陥ることなかりき

偏安东南的政权多数是中原王朝南迁后延续的“半壁”王朝。它们曾经“奄有四海”，却有着“偏安东南“的后半生＝東南一地方に甘んじて安居した政権の多くは、中原王朝が南方に遷都した後に存続した「半分」の王朝である。かつては「四海を奄有した」勢力であったが、その歴史の後半において「東南に偏安する」運命を辿ったのである