題名:酸琶果とはどのような野生の果物だろう?
送信者:蓮 日時:2025-02-11 23:15:07
「酸琶果」は王小波の小説『黄金時代』に出てくる野生の果物で、雲南省の山村に自生している果物のようで、びわあるいはアケビのようなものなのかなと思いますが、辞書にもネットにも出てきません。正式な名称がほかにあるのかもしれません。ご存じの方がおいでなら教えてください。
この小説の日本語翻訳には「酸ビワ」となっていますが、「酸ビワ」なるものがどういうものかわかりません。
題名:Re:酸琶果とはどのような野生の果物だろう?
送信者:ciccione 日時:2025-02-12 00:02:48
「酸ビワ」とは関係ないかもしれないですね。『漢語方言大詞典』(第五巻 P.6760)に次の記載があります:
酸𤆵
〈名〉一种大小像荸荠的水果,味酸甜,紫红色。西南官话。云南腾冲[꜀suan ꜀p‘a]。
ネットで検索すると「酸杷(果)」・「酸耙(果)」・「酸葩」など表記ゆれが見られます。地域によって指すものも異なるようですが、王小波の『黄金時代』で描かれている雲南徳宏地域の場合、ネット情報によると「酸杷」はヒマラヤヤマボウシ(Cornus capitata、鸡嗉子果、中文学名:头状四照花)の果実を指すようです:
www.thepaper.cn/newsDetail_forward_9944488
www.bilibili.com/video/BV16H4y1Q78n/
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