北辞郎 利用規約

北辞郎 利用規約

第1条(はじめに)
1.本利用規約は、オンライン中日辞書「北辞郎」で提供されるサービスの利用条件を定めるものであり、北辞郎の利用者は本規約に従ってサービスを利用するものとする。

第2条(サービスの利用者)
1.北辞郎の利用者は、3つに分類される。その定義は以下の通り。
(1)ユーザー:北辞郎の辞書検索サービスを利用する個人。
(2)メンバー:メンバー登録手続きを経て、管理人よりメンバーとして承認された個人であり、北辞郎の辞書検索サービスの利用に加え、辞書内容の編集や新たな単語の登録を行い、北辞郎の運用、運営方針に意見を述べる権利を有す(以下、辞典幇メンバーまたはメンバーと称す)。
(3)管理人:北辞郎運用開始時に単語データを利用者に提供する。北辞郎を運用するために必要とされるサーバの手配や維持、プログラムの維持管理、利用者の管理を行い、北辞郎の運営に係る決定事項に対して拒否権を持つ(現在の管理人はタケウチ)。

2.上記利用者の内、登録手続きを経たメンバーと管理人は、北辞郎の運営グループ「辞典幇」の構成員として登録される。辞典幇については、第3条を参照のこと。

3.メンバーが以下のいずれかに該当する場合、管理人は、そのメンバー登録を取り消し、当該メンバーのサービス利用を禁止することができる。
(1)メンバーが本規約に違反した場合
(2)辞典幇が当該メンバーの登録取り消しを採択し、管理人がその決定に拒否権を行使しなかった場合
(3)管理人が不適切だと判断した場合

第3条(辞典幇について)
1.辞典幇は、第2条1項に定めるメンバーと管理人からなる辞書編集グループである。辞典幇は北辞郎を編集し、より使いやすく、より正確な中国語辞書を構築することをその活動目的とする。

2.辞典幇のメンバーは、北辞郎より生じた利益の配分を受ける権利を有する。ここでいう利益とは、広告や出版などの手段を通じて、北辞郎によって得られた金銭から諸経費や税金を差し引いた純利益を指す。その配分割合は、各メンバー自身の編集単語数に基づく。具体的には以下の通り。

例:
現四半期末までに辞典幇により編集された全単語数=1000語 ※1
その内、メンバーAが登録した累計単語数=100語
諸経費、税金を差し引いた純利益の総額=10万円
計算式:100語÷1000語×10万円=1万円
メンバーAが受け取る利益=1万円
※1:辞典幇発足時からの累計登録単語数。辞典幇によって編集、新規登録された単語の合計数であり発足時よりシステムに登録されている10万語は含まない。なお、ここでいう四半期末は3月、6月、9月、12月の末日を指す。

ただし、振込手数料はメンバー負担とし、当該四半期の配当利益が1万円に満たない場合、そのメンバーの配当予定利益は、翌四半期に繰り越されるものとする。また、当該四半期におけるメンバーへの配当予定利益が1円に満たない場合、その金額は配当利益として計上せず、翌四半期の北辞郎運営費に計上する。
あるメンバーが同一単語に複数回編集を行っても、それは1語としか換算されないが、複数のメンバーが同一単語を編集した場合は、各編集者がそれぞれ1語を編集したものとして記録される。なお、単語に対する不自然な編集が確認された場合、管理人はその編集履歴を変更することができる。

上記金銭の管理は、北辞郎の運営委員会が担当する。運営委員会は、各四半期末に収益を集計し、翌月10日までにメンバーに報告し、翌月20日までに振り込み手続きを完了するものとする。この金銭の名目は編集料とし、運営委員会が毎年年末に集計を行い、源泉徴収票を発行し、メンバーに郵送する。

メンバーは、運営側から連絡を受け次第、振込先を知らせるものとする。メンバーが振込期日である20日までに振込先を連絡しなかった場合、その権利を放棄したものと見なし、当該メンバーが受け取るはずであった金銭は、翌四半期の北辞郎運営費に計上する。

振込先は、国内の金融機関に限定されるものとし、通貨は日本円のみとする。メンバーがその利益を受け取らず、北辞郎の運営資金として寄付する場合は、運営側からの通知を受け取った際に、その旨を連絡するものとする。

3.辞典幇のメンバーは、メンバー用の掲示板などを通じて、北辞郎の運営方法等について、提案を行うことができる。本利用規約を含む、北辞郎の運営方法等の変更、決定の最終的な判断は、メンバーの意見を参考に北辞郎の運営委員会が行う。運営委員会は、決定事項をメンバーに報告する義務を負う。

4.メンバーは自らが登録した単語の情報に責任を負う。登録した内容が不正確であったとしても、それに対する責任は生じないが、その内容が第三者のプライバシーに関わる場合や第三者の著作権を侵害する場合、他者を誹謗中傷するものである場合や他者の名誉を傷つける場合、単語に全く関係のない情報である場合、また他者に不快感をあたえる差別用語を使用している場合や管理人が不適切と判断した場合、メンバーはその登録情報を訂正する義務と責任を負う。当該メンバーが訂正に応じない場合、管理人はその情報を削除、編集する権利を有し、さらに必要と判断した場合、当該メンバーの利用を禁止することができる。

5.メンバーは第三者の著作権を侵してはならない。

6.メンバーは辞典幇の他のメンバーを中傷してはならない。

7.メンバーが脱退した場合、当該メンバーが登録したエントリは削除され、それに伴って利益配分を受ける権利を喪失する。なお、メンバーAが編集したエントリをメンバーBが加筆修正し、さらにメンバーCが当該エントリに情報を追加した状況下において、メンバーBが辞典幇より脱退した場合、メンバーBの登録した情報は削除されるが、メンバーA、メンバーCが登録した情報は削除されない。メンバーBが登録し、ほかのメンバーが編集していないエントリについては、メンバーBの編集履歴およびメインの辞書データベースに登録されている情報が、メンバーBの脱退に伴ってすべて削除される。

第3条(登録情報)
1.辞典幇メンバーは、自身が登録したメンバーIDやパスワード等の管理を自己の責任で行うものとする。

2.メンバーは、複数のメンバー情報を登録してはならない。

3.メンバーは、自身のメンバー情報を譲渡または貸与してはならない。

4.メンバーは、自身のメンバー情報が第三者に漏洩した場合、または第三者に利用された場合、すみやかに管理人まで連絡すること。連絡を受けた管理人は、適切に対処するものとする。ただし、第三者によるメンバー情報の不正利用でメンバーがなんらかの損失、損害を受けた場合も、管理人および辞典幇は一切の責任を負わないものとする。

5.管理人が必要と判断した場合や上記2項、3項およびその他禁止事項に違反した場合、管理人は特定ユーザーが北辞郎を利用することを禁止し、その登録情報を削除することができる。

6.管理人は、メンバーの個人情報をどのような理由であれ、メンバー本人の同意を得ることなく、第三者に公開してはならない。違反した場合、それによって当該メンバーが受けた被害を賠償する責を負う。

第4条(著作権と免責事項)
1.「北辞郎」のデータを営利目的で利用してはならない。また、「北辞郎」のデータの一部または全部を、第三者にコピー、配布、転載することを禁ずる。ただし、北辞郎の運営委員会が特に許可した場合はこの限りではない。

2.「北辞郎」のデータの著作権は、単語を編集した辞典幇メンバーそれぞれ帰属し、そのデータ全体の運用方法は北辞郎の運営委員会で決定する。

3.「北辞郎」のデータ利用によって、利用者または第三者が損害を被った場合も、辞典幇および管理人はその責任を負わないものとする。

第5条(禁止事項)
北辞郎利用者が以下の行為を行うことを禁ずる。
(1)著作権、特許権等の知的財産権を侵害する行為
(2)プライバシーを侵害する行為
(3)名誉毀損行為、侮辱行為や他者の業務妨害となる行為
(4)詐欺行為
(5)北辞郎運用サーバや利用者のコンピューターに対して不正な操作を行う行為
(6)その他法令に違反する行為
(7)他者に不快感を与える差別的表現行為
(8)恐喝行為
(9)公序良俗に反する行為、または管理人がそう判断する行為
(10)1人で複数ユーザー名を保有する行為、また他の利用者になりすます行為

(2005年3月15日作成)
(2015年1月19日改訂)
(2015年4月9日改訂)